偽名・匿名・本名論

  
ブログだけに限ったことではないのですが、
能や狂言などの本やDVDを読たり呼んでいたりして思うことがあります。
  
狂言では「主(あるじ)」、「婿(むこ)」、「太郎冠者」、「次郎冠者」
昔話では、「おじいさんと、おばあさん」
  
という人物が、

場所は、
狂言では、「このあたり」
昔話では、「あるところ」
  
で繰り広げる話ですよね。
   
これほどまでに個人情報保護がしっかりした話もないですね。
しかし、5w1hはちゃんと満たしているのはすごいですが。
    
しかし、
狂言の場合は、芝居であるので、演者と観客との一体感を出すために
「このあたりのものでござる」から、「何をしようとするのか説明して」
本題が始まるのではないでしょうか。
  
個人名はあまり重要視されていないような気がします。
誰でもいいし、身近な誰か、あるいは自分自身を思い出してもいいわけですよね。

何をしようとしていて、何を言うのかだけが問題ということ、
つまり、表面より内容を重視するということではないでしょうか?
    
時々、ブログなどに「本名で書くべきか否か」と言う場合、
私は本名より広く知られている名前のほうを使っているのですが、
「匿名」扱いになるようです。
一応、郵便物もこの名前で届くのですけどね。

まぁ、18億人の世界での通り名ですから。。。
  
まぁ仕事と趣味をわけていることと、
自分が誰かを知らない人との意見交換をしてみたいということと、
親近感を出すことだけが利点なのかもしれません。
  
まぁ、一部には、本名でも匿名に近い名前もあるのですけど、
大昔に、個人名ではないのですが、固有名詞でこんな失敗がありました。
  
私:「どちらの大学にいっていらっしゃるんですか?」
相手:『東京です。』
私:「ああ、東京の大学ですか。。」
相手:『ええ、東京大学です。』