情報処理学会のコメント


tss さんの所 にトラバを打ってみよう(調子にのりすぎ)


2005年後半から2006年初頭にかけての事件と情報教育の関連に関するコメントに対するコメントなのだけど、意見をこっちに書いてみよう。

「情報システムは作った人と同程度にしか信用できない」...それ以下の場合が多いと思うけど、そんなことIPSJがいっちゃっていいのかなぁ。

  
いいんじゃないかなぁ。実際に、人間には限界がある。
限界を認めた上で、現在ある問題を解決しうる
さらなる上の世界を目指していくのが
研究者やその集合体である学会の仕事なのではないかしら?

今が不完全だからといって、永遠に不完全とはありえず、
かえって、「不完全である」と認めた上での対処法があるのでは?  

自己の活動の根幹に関わる原理的部分については、それぞれが自分の責任ないし問題として引き受けることが必要である。...ってのはGoodなのに、、、

  
同意。

「情報処理と情報システムの原理理解」を推進する以外に道はない、ってのは違うでしょ。そんなところばっかりに力を入れていると問題はもっと悪くなるような気がする。情報処理教育も大切ですけど、もっと本質的なことを教育していく必要があるでしょ。

もっと本質的というより、倫理の問題じゃないのかなぁ。
ただ、情報教育だけに限ったことじゃないけど、
ちょっと前までは、あたりまえ(一般常識)だったことが
今は必ずしもそうでもないので、
もうちょっと、一般常識を知らせる必要はあるかな。

ただ、個人的な経験だけど、交換留学生のお手伝いをしていたときのこと。
ちょっと前までは、子供のわがままとしか思えないことがあったら
親が一喝して子供を叱り飛ばしたもんだ。
最近(といっても何年前だ?)子供のいいなりになっている親多いよ。
  
教育という前に、その上の世代である親の世代からはじめないとね。
学校だけでは、おそらく対処不能な問題だと思います。

P.S. シェークスピアの The Comedy of Errors(間違いの喜劇)には、

「不名誉な行為もやりよう次第で不明朗ながら名誉を保つことはできます。
悪の行為は悪の言葉でさらにあくどい悪になります。」

なんだか意味深な言葉ですね。