第51回狂言やるまい会

見て来ました。野村又三郎さんが逝去されてから初のやるまい会でした。生業いろいろ ということで、いろんな商売の方の狂言でしたが、楽しかったです。
野村小三郎さんの、「父親が亡くなったあとで、狂言師としての職を見直したかった。」と言う言葉が印象的でした。

昆布売りは、井上菊次郎さんが善い味をだしていました。昆布の売り方を教えるところは、本当に面白かったです。
井杭(いぐい)は野村 信郎さんの記憶がすごいなぁと思ってしまいました。これからが楽しみな方ですね。
ちょっとだけ、セリフが聞こえ辛かったのですが、今後の課題でしょう。

つと山伏は、つと(御弁当)を食べられたという話ではありましたが、山伏の神通力に引っ張られるところの芝居が
大変だったろうなぁと思いました。

磁石は本当に不思議な曲ですが、すっぱ(人買い)の、つれていた男が死んでしまったから生きかえらせようとするところや、
軽々としたみのこなしが、70を越えているとはおもえないくらい軽快でした。

楽しかったです。次はいついこうかなぁ。