これほど核心をついた言葉は。
こころの生態系―日本と日本人、再生の条件 (講談社プラスアルファ新書)
- 作者: 河合隼雄,中沢新一,小林康夫,田坂広志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本
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2000年の本ですが、その中で、思わずうなってしまう言葉がありました。
『日本の経営者は、戦略とは効率化や合理化のことだと思っている。そうではない。戦略とは高付加価値の創造である。」
By ハーバード・ビジネススクールのマイケル・ポーター教授
今、読んだのが惜しいくらいです。
雑誌にでてくる企業的戦略というものは、「人材の削減」だったり「コストカット」で、人材育成費もカットされたり、みこみのない研究開発費のカット、正規雇用をカットしていくんですよね。すぐにお金にならないものは切り捨ててしまうし、それを戦略だと思っている。
でも、すぐにお金になる技術なんて、他の会社にも魅力的なわけで、、独自性や付加価値があまりないことになるわけです。
その会社でなければできないこと というものがない。
他者から見て、ただののっぺらぼうな会社しかない。
それだけのことだと思いますもの。