これほど核心をついた言葉は。

 を読んでみました。
  
2000年の本ですが、その中で、思わずうなってしまう言葉がありました。
  

『日本の経営者は、戦略とは効率化や合理化のことだと思っている。そうではない。戦略とは高付加価値の創造である。」

By ハーバード・ビジネススクールマイケル・ポーター教授

今、読んだのが惜しいくらいです。
  
雑誌にでてくる企業的戦略というものは、「人材の削減」だったり「コストカット」で、人材育成費もカットされたり、みこみのない研究開発費のカット、正規雇用をカットしていくんですよね。すぐにお金にならないものは切り捨ててしまうし、それを戦略だと思っている。
  
でも、すぐにお金になる技術なんて、他の会社にも魅力的なわけで、、独自性や付加価値があまりないことになるわけです。
  
その会社でなければできないこと というものがない。
 
他者から見て、ただののっぺらぼうな会社しかない。
それだけのことだと思いますもの。